医療AI推進機構と大阪公立大学,AI活用型次世代医療データベースの共同研究を開始
~匿名化技術を開発し,安全性・操作性・検索性が高い医療データベースの構築へ~

2025-2-26

AI


医療AI推進機構と大阪公立大学

医療AI推進機構(株)(以下「MAPI」)と,大阪公立大学(以下「大阪公立大学」)は,AIを活用し,高度な安全性・操作性・検索性を備えた医療データベースの構築を目指した共同研究を開始した。本研究を通じて,医療データの安全で効率的な利活用を促進する基盤を築き,医療AIの発展に貢献し,患者に最良の医療を提供できる未来の実現を目指す。

【背景】

日本には良質な医療データが膨大に存在しているが,これらのデータの利活用は十分に進んでおらず,背景には,医療データを適切に活用するための基盤整備の遅れという課題がある。具体的には,データの標準化,安全なデータ管理,CTやMRI等の画像データの匿名化技術などが求められており,これらの課題の解決が急務となっている。

【具体的な研究内容】

・データベースの基盤となる既存データの収集と整理
・画像処理技術を用いた匿名化手法の開発
・情報データの軽量化と効果的な検索モデルの構築
・匿名化,軽量化,検索モデルを統合したデータベースの構築
・データベースの検証と評価

【今後の展望】

本研究を通じ,これまでのデータベース研究にて収集された医療データを,安全性・操作性・検索性に優れた医療データベースへと進化させる。これにより,医療機関等がより利便性の高いデータ基盤を活用できるようになり,医療AIのさらなる発展が期待される。

MAPIは,医療データの適切な管理・利活用を推進し,質の高い多様な医療AIが溢れる未来の実現に貢献していく。

 

●問い合わせ先
医療AI推進機構(株)
https://mapi-jp.org/

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