東陽テクニカ,モバイルのセキュリティ対策や各領域の読影・診療を支援するソリューションを紹介
2015-7-15

東陽テクニカは今回,医療連携・セキュリティ対策コーナーに出展し,セキュリティソリューションや各種ソフトウエアを紹介した。
ブースの前面では,胸部X線読影診断ソリューション「ClearReadシリーズ」を大きく展示した。ClearReadは胸部X線画像の骨組織を透過するソフトウエアで,院内にサーバを設置・設定しておくことで,モダリティからサーバへの画像転送,画像処理,そして処理画像の院内画像サーバへの転送が自動で行われる。オプションで提供される経時差分ソリューション「Compare」は,今回と前回の画像の差分を取って変化のあった部分を強調でき,別の撮影装置やメーカーの画像にも対応する。また,医療用チューブ強調ソリューション「Confirm」は,ポータブル装置を使った病棟での検査などで威力を発揮する。
モバイルデバイスを使った院外読影業務などのセキュアな運用を支援するモバイルセキュリティ脅威防御ソリューション「zMTD」は,ソフトウエア「zIPS PROTECTION」をモバイル端末にインストールすることで,不正アクセスを防ぐことができる。また「zCONSOLE MANAGEMENT」では,施設のモバイル端末の状態を一元管理することができ,どの端末がどこで,どのような攻撃を受けたかを把握することが可能である。
また,PACSなどへ組み込むモジュールとして,剛体・非剛体のレジストレーション処理を行う「Blackford Analysis」を展示。マルチモダリティに対応し,肺結節のフォローアップや脳動脈瘤のトラッキングなど,さまざまな分野で効率的な読影を支援する。
![]() 胸部X線読影診断ソリューション「ClearRead+ Compare」の臨床画像。左が骨組織の透過処理画像,右が差分し経時的な変化を強調した画像。
![]() 「zCONSOLE MANAGEMENT」の管理画面で,各端末のイベント履歴を一覧で確認できる。 |
![]() なりすましや不正侵入,データ改ざんなどを防ぐモバイルセキュリティ脅威防御ソリューション「zMTD」
![]() レジストレーションモジュール「Blackford Analysis」では,検査時期の異なる画像やマルチモダリティ画像を高い精度で位置合わせできる。 |