VRゴーグルで最先端手術室を体験できる主催者企画展示「VR(Virtual Reality)とMR(Mixed Reality)で広がる医療の未来」
2017-7-13
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主催者企画展示
「VR(Virtual Reality)とMR(Mixed Reality)で
広がる医療の未来」
2テーマが設けられた主催者企画展示の一つである「VR(Virtual Reality)とMR(Mixed Reality)で広がる医療の未来」では,医療分野におけるVR活用の事例や東京女子医科大学などが開発を進めている次世代の手術室であるスマート治療室「SCOT(Smart Cyber Operating Theater)」のプレゼンテーションが行われた。
SCOTは手術室内の医療機器やデバイス,医療情報システムから発生する膨大な情報を一元管理して,手技を支援する。日本医療研究開発機構(AMED)が開発支援を行っている。今回は,VRゴーグルを装着して,手術室内を実際に歩いて体験できるコーナーを設けた。
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「SCOT」のスケールモデル
また,医療用VR,AR,MRなどのアプリケーション開発を行うHoloEyesは,CT・MRIデータから作成した臓器のポリゴンデータをVRゴーグルを装着して操作できるデモンストレーションを行った。手術支援や手技トレーニング,医学教育,患者説明などに応用できる技術として,期待されている。
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HoloEyesの臓器モデルを用いたVR,MR体験
富士通は,スーパーコンピュータ「京」を用いて作成された高精度な心臓モデルを専用ビューワ「Heart Simulation Viewer」で操作することで,立体構造、内部構造,血管・血流を把握できるソリューションを紹介した。医学教育の教材などに適している。なお,Heart Simulation Viewerには,同社のVRディスプレイ「zSpace」が用いられている。
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富士通の「Heart Simulation Viewer」の紹介
初日には,今回の企画にかかわった杉本真樹氏(国際医療福祉大学)とSCOTを開発する村垣善浩氏(東京女子医科大学)によるプレゼンテーションと対談が行われ,次世代の手術室の概要や,VR,AR,MRが医療現場でどのように活用されるのかが紹介された。
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初日に行われた杉本真樹氏と村垣善浩氏の対談