RSNA2012 東芝 - X-ray
血管撮影装置ではインターベンションを支援するガイド機能をPR
2012-11-28
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マルチアクセス機構を搭載したInfinix-i
RSNA2012 [第2日目:11月26日(月)]
Toshiba Medical Systems(東芝メディカルシステムズ)のX線撮影装置のコーナーでは,バイプレーンタイプの血管撮影装置「Infinix-i(日本名:Infinix Celeve-i INFX-8000V)」が展示された。56インチの大型液晶モニタが組み合わされている。東芝独自のマルチアクセス機構により,Cアームの支柱がフレキシブルに移動し,術者は頭部側に回り込んで安全に手技を行うことができる。ハイブリッド手術室など,治療の用途のニーズが高まっているが,こうしたニーズに応える製品である。
RSNA2012の東芝の展示では,術者の手技の支援と被ばく低減に関するアプリケーションを来場者に向けてアピールした。治療支援のアプリケーションで新たに追加されたのが,“Needle Guidance”(国内薬事未承認)である。これは,術前に撮影したナビゲーション画像からシミュレーションを行うもので,穿刺のエンドポイントと皮膚面の2点を設定すると,穿刺のガイドラインが作成され,そのラインを透視画像と重ね合わせることで,立体的に確認できるようになるという技術。このほか,3Dロードマップ機能やCTとのフュージョン機能を紹介していた。
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立体的に穿刺の位置を確認できるNeedle Guidance
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3Dロードマップ機能
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CTの3D画像とのフュージョン機能
東芝Infinix-iの被ばく低減技術のアプリケーションとしては,フレームレートを細かく設定できるグリッド制御のパルス透視,X線の線量を変えずに画像を拡大するデジタルズーム機能,ROIを設定し,そこだけにX線を照射する“Spot Fluoroscopy”などを紹介した。Spot Fluoroscopyは,昨年のRSNA2011でも参考出品された技術。Last Image Hold(LIH)画像を使い,透視に必要となる領域を絞り込み,LIHの静止画像の上に,動画像を重ねるように表示する。下肢のインターベンションなどにおいて,患者さんだけでなく,術者の被ばく線量を半分以下に抑えられるという。
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患者さんだけでなく術者の被ばく線量も低減するSpot Fluoroscopy